こんにちは、賃貸営業中村です。
旅は続きます。
さて、今回の一泊二日、宿泊地は盛岡です。
二戸での目的を達成したあと、東北新幹線でふた駅戻れば済むところを、わざわざローカル線に乗って滝沢駅を目指した理由。
それはコレです。
串焼き処「銀河」。
なんと、いわて銀河鉄道の滝沢駅の構内には、焼き鳥屋があるのです。
ここでこの旅最初のお酒を楽しもうという訳なのでした。
いわて銀河鉄道の車内では初老の女性二人客が斜向かいの席に座っていて、明日彼女たちの自宅で漬ける、白菜漬けの塩の分量について話していました。意外にも二戸では耳にしなかったベッタベタの南部弁を堪能できて大満足です。新幹線に乗っていたら多分味わえなかったと思います。
さて、のんびりと列車に揺られること約50分。滝沢駅に到着です。
16:00の開店と同時に串焼き処銀河に入店、串銀セット600円をオーダーしました。
「串銀セット」とは、ドリンク一杯と串焼き2本のセットです。僕のチョイスは地元産のサツマイモを原料に醸した芋焼酎「馬芋ん(うまいもん)」のお湯割と、岩手の地鶏「菜彩鶏」のねぎま串、これまた岩手の地豚「佐助豚」のレバー串です。せっかくですから地元産にこだわってみました。
店主のS野さんは東京や盛岡でホテルマンや飲食店経営を経験してきた方で、とても話題が豊富でした。あまりにも話が弾んだので、サクッと飲んで次の電車で盛岡に向かう予定が、一本見送ることになりました。S野さん、楽しい時間をありがとうございました。
さて、時刻は17時を過ぎ、急速に気温が下がる中、いよいよ盛岡に向かいます。今回の旅で初めて知ったんですが、本州の全県庁所在地中、最も平均気温が低いのは盛岡市なんだそうです。過剰なくらいに着込んだ防寒着が災いして汗をかいてしまい、それが冷えて困りました。
そんなこんなで雪が残って冷え込む盛岡に到着。
無事にホテルにチェックイン。汗ばんだ服を着替えて、さあ、夜の盛岡ひとり飲みに出発です。お店は事前にリサーチにリサーチを重ねて決めてありました。
ここです。
※この写真は、翌朝、盛岡城址を訪れた際に撮りました。
「心料理 鶴」
「心料理」と書いて「こりょうり」と読ませるのだそうです。桜山神社の向かい、面白そうな飲食店がひしめき合う「桜山横丁」の一角にありました。その店名の通り、女将さん(結構レベルの高い美女)の心を尽くした料理の数々は、どれを食べても美味しくて、心の底から温まりました。
カウンターで隣り合った人生の先輩お二人と束の間語り合うこともできました。
良い店には良いお客さんが集う。
その見本のような素晴らしいお店でした。また行きたいなあ。
お店を出ると、また雪。
ちらちらと舞い散る雪の中を、ポカポカと温まった心と体でホテルへと帰って行ったのでした。
その4に続きます。