建築界のノーベル賞といわれ、優れた建築家に毎年贈られる米プリツカー賞の今年の受賞者に 日本の伊東豊雄氏(71)が選ばれた。 同賞を主宰するハイアット財団が17日発表した。 日本人としては丹下健三氏、安藤忠雄氏らに続き6人目。 ハイアット財団は「斬新な発想と素晴らしい建物づくりの組み合わせ」をたたえた。 同賞審査員で米連邦最高裁判事のスティーブン・ブライヤー氏は、 「公共空間と私的空間の両方の質を向上させた」と述べた。 やはり審査員のオーストラリアの建築家グレン・マーカット氏は、 「彼の作品は一つのところにとどまらず、常に予想外だ。日本内外の若い建築家の考え方に 影響を与えている」と評した。
伊東さんは東京都内で18日「革新性と実用面の双方が評価されたと思う。 これ以上ない喜びです」と話した。 ただ建物(建造物)と云っても、様々な姿を普通に日常で目にします。 アパートやマンション、戸建などは、日々の業務として接していますが、 寺院などの歴史ある建物も日本各地にはあります。 学生時代に修学旅行等で訪れた際は、あまり関心が無かった気がしますが、 今の年齢となり、歴史的建造物を見るとその偉大さに圧倒されます。 日本国内だけではなく、世界各地の建築家達の中で最高の評価。 機械や部材を使い、多くの人達のチカラで出来上がる建物を完成品としてだけでなく、 当初の創造段階から知る事で、更なる建物の魅力を感じられると思います。 伊東豊雄さんの事務所HP http://www.toyo-ito.co.jp/WWW/Project_Chronology/p_c_j.html