こんにちは、賃貸事業部中村です。 本日は言葉狩りポリスのお話。
日々暮らしておりますと、いろんなメディアからいろんな言葉が耳に入ってまいります。 中には、聞くに堪えない罵詈雑言もあったりして、そっと耳をふさぐこともしばしば。 また、耳をふさぐほどではないものの、
「なんか違和感あるなあ」
と思ってしまう言葉遣いもあったりします。
「させていただきます」
もその一つで、私はさほど気にならないのですが、我が家人はこの言葉に過剰なまでに反応します。
たとえば見ていたテレビ番組でタレントが
「最近、クルマを買わせていただいたんですけれども…」
などと発言しているのを聞くと
「いいんだよ、そんなへりくだらなくて!」 「君は十分頑張って働いて、その稼ぎで買ったクルマなんだから!」
と画面に向かって決して届かないお説教をし始めたりします。
逆に私がものすごく気になるのに、家人にとってはそうでもない言葉として
「なります」
があります。
これはテレビの中はもちろん、日常生活にもあふれていて
「お手洗いはあちらに”なります”」 「これがお渡しする商品に”なります”」 「それは風が強い日によく表れる現象に”なります”」
などなど耳にしない日、目にしない日がありません。
「なります」って、「将来的にはこの街が世界征服の拠点に”なります”」のように、何かが別のものに変化するときに使う言葉だと思うのです。上記の三つの例はすべて「です」や「ございます」で言い換えが可能で、本来はそうするべきです。
話し言葉で聞く分にはワリと受け流せるんですけど、文章になっているのを見るともう、赤ペンを入れたくてウズウズしてしまいます。
とはいえ。
もはや「ら抜き言葉」が(一部の人はいまだにウルサく言いますけど)すっかり浸透してしまったように、言葉はどんどん変容するもの。この「なります」問題もいずれ「問題」ではなくなっていくのだと思います。
そんなことにいちいちイライラしたり、「それ、間違ってるよ」と指摘したり、ましてやテレビ画面の向こうに向かって説教したりすることこそナンセンス。
そんなわけで努めてスルーさせていただいております。
※このイラストは 「言葉狩りポリスの方をコミカルに表現したイラストを描いてください。」 「”誤用!誤用!”と叫ぶ江戸時代の岡っ引きみたいな感じにしてください」 「御用提灯と十手を持たせてください」 などと指示して、生成AIに描いてもらいました。ちょっと微妙ですが、ご了承ください。 |